フィルモア三態

いささか旧聞に属するのですが、オールマン・ブラザーズ・バンド「1971 フィルモア・イースト・レコーディングス」、まさかの蔵出しアウト・テイクス集が!幻のホーン・セクション付き!96kHz/24bitハイレゾ!

アナログ→CD→Blu-rayと聞き継いで、デュアン・オールマンも今ではデュエイン・オールマンですからしてw、その月日の中で「エリザベス・リードの追憶」におけるジョン・コルトレーンからの影響なんていう新事実も明らかになったわけですが、まさかすべてのセットリストを時系列で聞ける日が来るとは!

結局、ホーン・セクション付きのテイクもプロデューサであったトム・ダウトの見識の高さを証明する素材の一つに過ぎなかった、これはアリーサ・フランクリンのフィルモア(こっちはウエスト)でも明らかになったことですが、当事者であるミュージシャンを凌駕する審美眼を持って初めて「プロデューサ」なのだな、と。

ライナーによると、トム・ダウトはホーン・セクションを聞いて”nearly wet my pants!”になったらしく、しまいには”Get the fucking horns out of my life”とも宣っておられます。

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実は、メイコンのキャプリコーン本社前で撮影されていたジャケット写真

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