2014 FIFA World Cup™ Mexico-Cameroon

いよいよ開幕しました、2014 FIFA World Cup™。まずはTV観戦しました、メキシコ-カメルーン戦。個人的にはカメルーン推しなんですが。

で、両国を代表してリンダ・ロンシュタットとマヌ・ディバンゴを。

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このドイツ風の名前を持つ若い娘が一世を風靡したのは1970年代でした。あのミック・ジャガーに”Tumbling Dice”を書かせたのが彼女って説もあるみたいですが、真相は。

実は、彼女、出自としてメキシコの血を受け継ぎ、自己のルーツを探求すべく1987年に出したアルバムがコレです。”Canciones de mi Padre”とは「私の父の歌」という意味で、マリアッチバルガスに裏打ちされた古典的な「ランチェラ」の歌を、アレンジャー、コンポーザーとして経験豊富なルーベン·フエンテスのプロデュースのもと、彼女のメキシコの遺産に敬意を表しつつ歌い上げています。リンダ·ロンシュタットの驚くべき美しさのマリアッチ – ランチェラスタイルのアルバムをさあ、あなたのもとに。

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日本が対戦するコート・ジヴォワールは豊かな伝統文化に恵まれているにもかかわらず、独自のポピュラー音楽を発展させることはありませんでした。アビジャンは音楽産業の中心都市なんですけどね。

カメルーンはギネア湾の一番奥に、ナイジェリアとコンゴに挟まれるように位置し、この2大音楽大国ほどではないにしてもイギリスとフランスに分割統治されていたという歴史から、パリやロンドンに進出するミュージシャンも多く、このマヌもその一人でした。同じサックス吹きでも隣国のフェラ・アニクラポ・クティほど過激ではなく、キューバとかカリブ海の音楽の方に親和性があるかも。

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