How I Miss You Baby

Soul Legend Bobby Womack Dead at 70

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ローリングストーン誌などによると「伝説の」ソウルマン、ボビー・ウーマックが6月27日、70歳で死去したそう。ガンやアルツハイマー病であることはカミングアウトしていましたから突然という感じではないのですが、やっぱり感慨深いものがあります。

アフロ・アメリカンの多くのシンガーがそうであるように、彼もまたゴスペル音楽からそのキャリアを出発させました。バプテスト教会の雇われ牧師だった父親の影響のもと、ボビーと彼の兄弟セシル、カーティス、フレンドリージュニアとハリーは1953年に活動を開始したゴスペル·グループ、ウーマック·ブラザーズを結成。

その後、サム・クックとの運命的な出会いをきっかけに世俗音楽へと傾き、グループ名もヴァレンティノスに変更、サムも深く関係していた当時の新興レーベルSRAにいくつかの録音を残しました。彼の名前を有名にしたのはなんといっても1964年にローリン・ストーンズがカバーして彼らの記念すべきチャートNo.1ヒットとなった“It’s All Over Now”でしょう。ただし、このヒットによって彼の懐にロイヤリティーが「転がり」込むことはなく、後年、同じくストーンズのアルバム“Dirty Work”における“Harlem Shuffle”においてミックとデュエットしていたはずのウーマックのパートが消されていたとう出来事と共にわが国のウーマックファンの脳裏に屈辱的な事件として深く刻まれたものでした。 

と、Youtubeを捜していたら、ストーンズが翌日にはライブでこんなことを演っていたんですね。ま、許してやっか。

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彼の残したアルバムはどれも甲乙付けがたいのですが、この1978年のこのアルバムはよく聴きました!今話題のマスルショールズで製作され、この年亡くなった幼い彼の息子に捧げられています。

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