飯能市にある就労支援事業所「にこにこハウス」さんの開所式がありました。
一般企業への就職が困難な障がいを持つ方々が食事や飲み物の提供を通じて、社会参画できる仕組みづくりに取り組まれています。家庭的な雰囲気の中で、とはいっても決しておもねることなく自然にゆったりとした時間の流れに身を浸すことができます。
就労支援とは「現時点で一般企業への就職が困難な障がいをお持ちの方に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい福祉サービスを供与することを目的と」されているそうです。「B型は雇用契約を結ばず、利用者が作業分のお金を工賃としてもらい、比較的自由に働ける”非雇用型”」とのことです。
それに対して、A型が「雇用契約に基づき、継続的に就業が可能な65歳未満の対象者に対し、生産活動、その他の活動の機会の提供、その他の就職に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練・支援を行う」ものだそう。
障害者の働く場に対する発注促進税制(厚労省のPDFファイルが開きます)
障害者の「働く場」に対する発注額を前年度より増加させた企業について、企業が有する固定資産(減価償却資産)を割増して償却することができる制度です。
これにより、障害者就労施設等への仕事の発注・物品購入の促進を図ろうという制度です。
とはいうものの、これでランチ、お弁当の発注が増えて「スローライフでいきましょう」という運営方針から外れてしまってもどうかとは思うのですが、価値のあるものに正当な対価を払ってそれで双方潤うのであればこれほど良いことはありません。
スタッフのみなさん、支援者のみなさんとも月並みな表現しかできないのですが、輝きに満ち、きびきびと、前向きに、誇りを持って働いておられ、そういった場を提供することの尊さを学ばせていただいた一日でした。
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